후리가나로 읽는 일본 고전
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よあけまえ
夜明け前
島崎 藤村
島崎 藤村의 夜明け前(よあけまえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 205,629자 · 408화면
監察とは何か。この役は禄もそう多くないし、位もそう高くない。しかし、諸司諸職に関係のないものはないくらいだから、きわめて権威がある。老中はじめ三奉行の重い役でも、監察の同意なしには事を決めることができない。どうかして意見のちがうのを顧みずに断行することがあると、監察は直接に将軍なり老中なりに面会して思うところを述べ立てても、それを止めることもできない。およそ人の昇進に何がうらやましがられるかと言って、監察の右に出るものはない。その人を得ると得ないとで一代の盛衰に関する役目であることも想い知られよう。嘉永年代、アメリカの軍艦が渡って来た日のように、外国関係の一大事変に当たっては、幕府の上のものも下のものも皆強い衝動を受けた。その衝動が非常な任撰を行なわせた。人材を登庸しなければだめだということを教えたのも、またその刺激だ。従来親子共に役に就いているものがあれば、子は賢くても父に超えることはできなかったのが旧い規則だ。それを改めて、三人のものが監察に抜擢せられた。その中の一人が岩瀬肥後なのだ。
岩瀬肥後は名を忠震といい、字を百里という。築地に屋敷があったところから、号を蟾州とも言っている。