일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ひがんすぎまで

彼岸過迄

夏目 漱石

夏目 漱石의 彼岸過迄(ひがんすぎまで)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 195,333자 · 385화면

아오조라 문고

九

起き上る時、あらゆる濁を雨の力で洗い落したように綺麗に輝やく蒼空を、眩ゆそうに仰ぎ見た敬太郎は、今日こそ松本に会えると喜こんだ。彼はこの間の晩行李の後に隠しておいた例の洋杖を取り出して、今日は一つこれを持って行って見ようと考がえた。彼はそれを突いて、また矢来の坂を上りながら、昨日の下女が今日も出て来て、せっかくですが今日は御天気過ぎますから、も少し曇った日においで下さいましと云ったらどんなものだろうと想像した。

九

ところが昨日と違って、門を潜っても、子供の鳴らす太鼓の音は聞こえなかった。玄関にはこの前目に着かなかった衝立が立っていた。その衝立には淡彩の鶴がたった一羽佇ずんでいるだけで、姿見のように細長いその格好が、普通の寸法と違っている意味で敬太郎の注意を促がした。取次には例の下女が現われたには相違ないが、その後から遠慮のない足音をどんどん立てて二人の小供が衝立の影まで来て、珍らしそうな顔をして敬太郎を眺めた。昨日に比べるとこれだけの変化を認めた彼は、最後にどうぞという案内と共に、硝子戸の締まっている座敷へ通った。その真中にある金魚鉢のように大きな瀬戸物の火鉢の両側に、下女は座蒲団を一枚ずつ置いて、その一枚を敬太郎の席とした。