후리가나로 읽는 일본 고전
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ひがんすぎまで
彼岸過迄
夏目 漱石의 彼岸過迄(ひがんすぎまで)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 195,333자 · 385화면
二十三
すると叔父が突然、何分臭いねと云い出した。百代子は、あたしもう御魚なんかどうでも好いから、早く帰りたくなったわと心細そうな声を出した。この時まで双眼鏡で海の方を見ながら、断えず千代子と話していた高木はすぐ後を振り返った。
「何をしているだろう。ちょっと行って様子を見て来ましょう」
彼はそう云いながら、手に持った雨外套と双眼鏡を置くために後の縁を顧みた。傍に立った千代子は高木の動かない前に手を出した。
「こっちへ御出しなさい。持ってるから」
そうして高木から二つの品を受け取った時、彼女は改めてまた彼の半袖姿を見て笑いながら、「とうとう蛮殻になったのね」と評した。高木はただ苦笑しただけで、すぐ浜の方へ下りて行った。僕はさも運動家らしく発達した彼の肩の肉が、急いで石段を下りるために手を振るごとに動く様を後から無言のまま注意して眺めた。
二十三
船に乗るためにみんなが揃って浜に下り立ったのはそれから約一時間の後であった。浜には何の祭の前か過か、深く砂の中に埋められた高い幟の棒が二本僕の眼を惹いた。吾一はどこからか磯へ打ち上げた枯枝を拾って来て、広い砂の上に大きな字と大きな顔をいくつも並べた。