일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

たんていやわ

探偵夜話

岡本 綺堂

岡本 綺堂의 探偵夜話(たんていやわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 140,363자 · 277화면

아오조라 문고

「十一番のお客はどうしたい。」と、古河君は飯をくいながら訊いた。

「お午前の汽車でお連れさんがお出でになりまして、一緒にお午の御飯を召し上がって、一時間ほど前にどこへかお出掛けになりました。」

「連れというのはどんな人だい。」

「四十ぐらいの男のかたです。」と、女中は説明した。その人相や風俗から想像すると、彼はきのうの汽車の中でむやみに正宗のびん詰をあおっていた男であるらしく思われた。

「雪はやんだの。」

「はあ、さっきから小降りになりました。」

女中は障子をあけて見せた。なるほど天から舞い落ちる影は少しまばらになったが、地に敷いた綿はいよいよ厚くなって、坂下の家々の軒は重そうに白く沈んでいた。女と男とはこの雪のなかを何処へ出て行ったのであろう。河原の方へ雪見に行ったのかも知れないと、女中は言った。

「ずいぶん風流なことだな。」と、古河君は笑っていた。

日が暮れてもかの二人は帰って来ないというので、宿では又騒ぎ出した。もしやこの雪に埋められたのではないかと、宿の者は総出でその捜索に行った。近所の宿屋の者も加勢に出た。土地の若い人たちも駐在所の巡査と一緒になって広い河原の上下をあさりに出た。