후리가나로 읽는 일본 고전
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たんていやわ
探偵夜話
岡本 綺堂
岡本 綺堂의 探偵夜話(たんていやわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 140,363자 · 277화면
狸尼
一
」
「その晩は君と二人ぎりだったというのに、女はよくなんにも係り合いを付けに来なかったね。君は狸の皮にも見放されたと見えるんだね。」と、わたしは笑った。
「こっちは神に近い人間だから、いかなる悪魔も近寄らないさ。」
そういう口の下から、古河君はしきりに狸の皮の持ち主の美人であったことを説いていた。
狸尼
一
A君は語る。
「僕の郷里には狸が尼に化けていて、托鉢中に犬に咬み殺されたという古い伝説がある。現にその尼のかいた短冊などが残っているとかいうことで、僕は子供のときに祖母から度々その話を聴かされたものだ。しかし今日になってみると、そういうたぐいの伝説は諸国に残っていて、どれがほんとうであるか判らないくらいだ。ところが、僕の郷里にはそれに類似の新しい怪談がもう一つ伝えられている。それは明治十四年、僕が九つのときの出来事であるから、僕もその人間をよく知っているのだ。」
梶沢君はこう言って、眼のふちに小皺をよせながら私の顔を軽く見た。その顔付きがなんだか一つからかってやろうとでも言いそうに見えたので、こっちも容易に油断しなかった。
「そりゃ君の生まれ故郷だから、そんな人間もたくさん棲んでいるだろう。