일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しんせい

新生

島崎 藤村

島崎 藤村의 新生(しんせい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 334,815자 · 663화면

아오조라 문고

四十八

彼はまた、今まで全く気がつかずにいた自分の皮膚の色や髪の毛色のことなどを妙に強く意識するように成った。

出発の日が迫った。いつの間にか新聞記者の一団が岸本の宿屋を見つけて押掛けて来た。

「どうもこういうところに隠れているとは思わなかった」

と記者の一人が岸本を前に置いて、他の記者と顔を見合せて笑った。

この避けがたい混雑の中で、岸本は思いもよらない台湾の兄の来訪を受けた。

「や、どうも丁度好いところへやって来た。船の会社の人がお前の宿屋を教えてくれた」

と民助が言った。

この長兄は台湾の方から上京する途中にあるとのことであった。それを岸本の方でも知らなかった。兄弟は偶然にも幾年振りかで顔を合せることが出来た。

鈴木の兄に比べると、民助はもっと熱い地方の日に焼けて来た。健康そのものとも言いたいこの長兄は身体までもよく動いて、六十歳に近い人とは受取れないほどの若々しさと好い根気とをも有っていた。多年の骨折から漸く得意の時代に入ろうとしている民助の前に、岸本は弟らしく対い合った。つくづく彼は自分の精神の零落を感じた。

四十八

岸本の船に乗るのを見送ろうとして、番町は東京から、赤城は堺の滞在先から、いずれも宿屋へ訪ねて来た。