일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

しんせい

新生

島崎 藤村

島崎 藤村의 新生(しんせい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 334,815자 · 663화면

아오조라 문고

五十九

老婦人はその風呂敷の模様を見るさえめずらしそうに、

「へえ、お国の方ではそういうものを用いますか。面白い模様ですね。でもまあ日本の方にお目に掛って、姪の噂をするだけでも嬉しい。ああして姪が日本へ行ってしまったのは私が悪いのだ、私の落度だ、とそう皆が私のことを申すのです……可哀そうな娘……」

と言って、仏蘭西を捨てて出て行った姪を思いやるような眼付をした。やがて老婦人はその居間の壁に掛けてある日本の古画なぞを眺めながら岸本に言って見せた。

「日本というものは、私に取っては空想の郷でしたからね」

五十九

しばらく老婦人と話しているうちに岸本はその部屋の長い窓掛まで日本から渡来した古い金糸の繍のある布で造ってあるのに気がついた。瘠せぎすな身体に古雅な黒い仏蘭西風の衣裳を着けた老婦人は岸本に見せるものを探すために時々部屋の内を歩いたり、時には奥の方へ立って行ったりしたが、その部屋にあるものは何一つとして遠い異国に対する憧憬の心を語っていないものは無かった。こういう老婦人の姪に、異国趣味そのものとも言いたいマドマゼエルのような人が生れたのも決して不思議は無いと岸本は想って見た。