일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

しんせい

新生

島崎 藤村

島崎 藤村의 新生(しんせい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 334,815자 · 663화면

아오조라 문고

二十三

その方針でこそ、兄や嫂にも安心を与え、同時に長い間の自分の苦悩を忘れることが出来ようかと考えた。

二十三

「兄さん、これは貴方に進げるつもりで持って来ました」

義雄が宿屋の方から帰った頃、岸本は旅の鞄から取出して置いたものを記念として兄にも贈った。それは巴里のサン・ミッシェルの並木街あたりを往来する人達の小脇に挾まれるような、書籍や書類などを納れるための実用向の手鞄であった。

「や。好いものをくれるナ。こいつは貰って置こう」

と義雄は機嫌が好かった。

岸本の帰国を聞いて戦時の巴里の消息を尋ねに来る新聞雑誌の記者、その他旧馴染の客なぞで、一しきり家の内はごたごたした後であった。まだ岸本は長い旅から持越した疲労をどうすることも出来なかった。神戸へ上陸するからその日まで殆ど彼は休みなしと言っても可いくらいに自分を待受けていてくれた国の方のものに触れ続けた。東京へ帰って来て見ると、あの京都の宿でせめて半日なりとも寝転んで来て好かったとさえ思うくらいであった。

その疲労を制えながら、岸本は奥の部屋の方で自分を呼ぶ兄を見に行った。

「捨吉。まあ坐れ。今はいろいろ話すことがある」