후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
しんせい
新生
島崎 藤村
島崎 藤村의 新生(しんせい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 334,815자 · 663화면
四十二
じっと頭を垂れて考え沈んでしまったような彼女の様子は食卓の周囲までも不愉快にした。
四十二
「節ちゃん、お前はどうしたんだねえ」
ある日、岸本はうち萎れた節子の前に近く行って立った。ややもすれば深い失望にでも堕ちて行こうとする彼女の憂い沈んだ様子は、岸本には観ていられなくなって来た。彼は以前に節子をなだめたと同じようにして、復た彼女をなだめようとした。すると節子はすこし顔色を変えながら繊弱い女の力で岸本の胸のあたりを突き退けた。
こうした節子の低気圧も、しかし以前ほどは続かなかった。激しいだけ、それだけ短かった。その後には以前にも勝る親しみをもって、一層岸本を力にするように成った。
「節ちゃんも好いけれど、何かこう低気圧でも来るように時々黙り込んでしまうには閉口する」
岸本はそれを食事の折に言出して兄や嫂の前で笑ったこともある。節子はまた皆の前でそう言われても別に悪い顔も見せないほど、元気づいた。
黙し勝ちな節子は一度、勝手につづいた小部屋の戸棚をあけて、その奥に蔵ってある彼女の手箱を岸本に取出して見せた。手箱と言っても、万事不自由な彼女は菓子の空箱で事を足していた。