후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
しんせい
新生
島崎 藤村
島崎 藤村의 新生(しんせい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 334,815자 · 663화면
苔蒸した墓石は行く先に並び立っていた。その墓石の古い形式から言っても、惜気もなく石材を使って組立ててある意匠から言っても、全く今の時代からは遠いことを語っていた。そのあたりには何となく廃墟の感じを与える場所すらもあった。岡つづきの地勢を成した小高いところにある墓地の向うには、古い墓でも動かすかして、四五人の人足の立働くのが見えた。岸本は節子と一緒に石を敷きつめた墓地の一区域へと出た。そこまで行くと人足達の姿も高い墓石に隠れて、唯土でも掘り起すらしい音が闃寂とした空気にひびけて伝わって来ていた。
ふと昔の友達の青木が住んだことのあるのもこの広い古い寺の境内であったことが、岸本の胸に来た。彼はあの亡くなった友達と、まだその頃二十一二にしか成らなかった自分とが一緒に腰掛けた墓の側に、結婚の話に思い迷って青木の許へ相談にでも来たらしい年の若い婦人を見かけたことを思出した。しかし彼はこんなことを胸に浮べたのみで、別に節子に話し聞かせようともしなかった。彼は節子を誘って墓地の中の通路を小山の方へと取り、傾斜を成した樹木の多い地勢に添うて石段を上って行った。
巨大な墓石の並び立つ別の光景がまたその小山の上に展けた。