일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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あねがわのかっせん

日本合戦譚

菊池 寛

菊池 寛의 日本合戦譚(あねがわのかっせん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 154,771자 · 313화면

아오조라 문고

勢威第一の勝家の言であるから、異見を抱いて居る部将があっても、容易に口に出し難い。満座粛として静まり返って居るなかに、おもむろに、異見を述べたのは秀吉である。「柴田殿の仰御尤のようではあるが、信孝殿御利発とは申せ、天下をお嗣参らせる事は如何であろう。信長公の嫡孫三法師殿の在すからには、この君を立て参らせるのが、最も正当であると存ずるが、如何であろう」と。言辞鄭重ではあったが、勝家と対立せざるを得ない。静り返っていた一座は、次第にさざめき来ったのであった。勝家の推した信孝は、三男と云うことになっては居るが、実は次男なのだ。信雄信孝とは永禄元年の同月に生れ、信孝の方が二十日余りも早かったのだが、信雄が信忠と母を同じくしたのに引かえ、信孝は異腹であったので、人々信雄を尊んで、早速に信長に報告し、次男と云うことになって仕舞った。信長に対する報告が早かったので、信雄が次男になったのである。信雄は凡庸の資であるが、信孝は、相当の人物である。長ずるに及んで、秘かに不遇をかこって居たのも無理はない。勝家を頼ったのも、尤であるし、勝家またこれを推して、自らの威望を加えんと考えたのも当然であろう。