일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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あねがわのかっせん

日本合戦譚

菊池 寛

菊池 寛의 日本合戦譚(あねがわのかっせん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 154,771자 · 313화면

아오조라 문고

鉄砲は当時五千余を持ち来ったと云うが、この新鋭の武器に対して、信長がかかる関心を持っていたのに対して、勝頼は父信玄の旧法を維持する事をのみ知って、余り注意を払って居なかった事は、鉄砲入手の便が、信長勝頼の両地に於て著しい相違があったとは云え、武田家の重大な手落であった。弓矢とっての旧戦法が、新しい銃器の前には、如何に無力であるかを、長篠の役は示して居るのである。

織田徳川の戦陣が整うのを見て、十九日、勝頼も軍評定をした。自ら曰く、「総軍をして滝川を渡り清井田原に本陣を移し、浅木、宮脇、柳田、竹広の線に於て決戦せん」と。信玄以来の宿将、馬場美濃守信房、内藤修理昌豊、山県三郎兵衛昌景等は、これを不可であるとした。彼等は、既に中原に覇を称えて居た信長と、海道第一の家康の連合軍が、敗れ難い陣容と準備とをもって来ったのを見抜いて居た。

内藤等は退軍をすすめ、若し敵軍跡を追わば、信州の内に引入れて後戦うがよいとした。勝頼は聴かない。そこで馬場等は、では長篠城を攻め抜いた後に退けば、武田の名にも傷つくまい。今城に鉄砲五百あるとして、味方の攻撃の際、最初五百の手負が生ずるであろう。