후리가나로 읽는 일본 고전
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ぶそうせるしがい
武装せる市街
黒島 伝治
黒島 伝治의 武装せる市街(ぶそうせるしがい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 115,959자 · 234화면
「お前あといくつだい?」
軸削機をがちゃ/\ならして、木枠に軸木を並べている房鴻吉に、彼は、なでるように笑ってみせた。房の頭は、ホコリで白くなっていた。平べったい鼻の下には、よごれた大きい黄色い歯が、にやりとしていた。
「あといくつだい?」
「三ツ、三ツ」房は、あたふたと答えた。枠台車に三台のことだ。
「早くやれ。」
「すぐ、すぐ。」
房は小さい軸木を林のように一面に植えつけた木枠に止め金をあてがった。ピシン/\とつまった音がした。
幹太郎は、そこから、浸点作業へ通り抜けた。焼くような甘味のある燐の匂いが、硫黄や、松脂ともつれあって、鼻をくん/\さした。
開け放された裏の出入口からは、機械鋸と軸素地剥機が、歯を削るように、ギリ/\唸っていた。生の軸木を掌にとってしらべていた小山は、唾を吐くように、叺にポイと投げて汚れた廊下をかえってきた。
「君、于の奴をどう思うね?」
幹太郎の受持の、常から頭の下げっ振りが悪い変骨の于立嶺を指しているのは分っていた。
「どうも思いません。」
「あいつの仕事は、いつもおおばちだから、浸点で屑が出来るこた知っとるだろうね?」
「そうでもありませんよ。