후리가나로 읽는 일본 고전
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ぶそうせるしがい
武装せる市街
黒島 伝治
黒島 伝治의 武装せる市街(ぶそうせるしがい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 115,959자 · 234화면
三三
「あいつらの黒い手がこんなめにあわしくさったんだ!」山下が呟いた。「しかし、この肉体のどこから、俺等をうなしに来たんだろう?」
山下が、いぶかしげにきいた。
「そりゃ、何か分らん、俺れにゃ、どう説明していゝか分らないよ。」と木谷が云った。「しかし、奴等は、俺等の武器が奴等にむかって突ッかかって行くのを怖がって、先手を打ちやがったんだ! あいつらの利益を守るためには、あらゆるものを犠牲にしてかえりみないのだ!」
三人は、芝生の土手を越して、塹壕のある草ッ原に出た。大きなアカシヤのかげには火葬場が作られていた。
「俺れらだって、ひとつまちがえば、やられていたかもしれないんだ。」と、木谷は、塹壕をとび渡って小声で云った。「あいつらは俺らが怖いんだ。だが、今度、俺等が剣を持った日にゃ、先手を打たれやしないぞ。まず、あいつらの心臓を串ざしにしなきゃ置かないんだ!」
三三
――後記――
半分しか肉がついていない五名の兵士は、「名誉の戦死」ということになった。
棺に納められ、石油をぶっかけられた彼等の肉体は、火葬竈の中で、くさい煙となって消えて行った。
内地の彼等の親たちは、本当に、彼等が、憎むべきチャンコロの弾丸にあたって戦死したものと思いこんでいるだろう。