후리가나로 읽는 일본 고전
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たんどくこう
単独行
加藤 文太郎
加藤 文太郎의 単独行(たんどくこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 112,799자 · 222화면
で、このまま進むことはスキーを折ったりするおそれがあると思ったのでその岩陰で露営したが、ズボンがびしょ濡れになっているので腰を下すととても冷たく辛抱ができず、一晩中立っていたが、恐ろしく辛い露営の夜であった。それにその頃は眠ったら駄目だと思っていたので、大声で歌を唄いつづけたため朝方には全くふらふらになってしまった。また山陰の氷ノ山―扇ノ山を縦走中猛吹雪に遭い、歩きつづけること五十余時間で空腹と疲労のためとうとう倒れてしまったことがある。しかしそのときは吹雪もそれ以上はつづかず、倒れてから八時間ほどして気がついたのである。これらの経験から、初めの元気のあるあいだは身体の消耗を防ぐため歌を唄ったり歩き廻ったりしないで、できるだけ眠る方がよいと思った。もちろん眠る前には充分カロリーをとっておく必要がある。
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一眠りして目のさめたときは吹雪はますます勢いを増してきて、着ている合羽がバタバタと音を立てていた。その後は涸沢岳の壁に衝る物凄い音を聞きながらうつらうつらとしている。何度目を開けてみても夜が明けない。あまり長いので、あるいは夜が明けているのだが雪目か何かにかかって目が見えなくなっているのではなかろうかなどと考えたりする。