후리가나로 읽는 일본 고전
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たんどくこう
単独行
加藤 文太郎
加藤 文太郎의 単独行(たんどくこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 112,799자 · 222화면
小屋にて焼印を押し泊る。
八月一日(日曜日)曇
早朝起床支度をなし、朝食をすまし、午前六時小屋出発。王滝口下山なかなか急峻なる道なり。七合目までは苦しいほどの下りにて七合よりスロープ緩く楽なり。三笠山の横を通り多くの小屋を過ぐ、王滝十一時半着、途中清滝王(新)滝を見物せり、なかなか気持よきところなり、王滝村にて昼食をなし十二時出発木曾鞍馬橋を渡る。風景絶佳なり。橋の下百尺くらいのところに川あり、両岸絶壁をなし、他に求め得ざるものあり。崩越より急なる山道に入る、暑さのため鼻血を出し半時間くらい休み、峠を越し、少し迷いて歳児(サイチゴ)に出ず、この峠を越し小川という川に出で、それを下り上松に出、ここへ泊る。六時半。
二日(月曜日)晴
上松の宿屋を六時発、道標を見て進む、非常によき道なり。鳥居をくぐりて少し登り徳原を過ぎ、河原に出で、なお進むと小屋あり、ここが三合目にして、これより急に上りとなる。登山者名簿に名前を書き急峻を攀ず。なかなか大森林なり、五合目小屋にて休み木曾須原への下山道を聞く。上松の御料林局にて聞きたるも同様道なしと言う。登ること数時間八合目の小屋着、昼食を食し焼印を押し絵葉書を買う。