후리가나로 읽는 일본 고전
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たんどくこう
単独行
加藤 文太郎
加藤 文太郎의 単独行(たんどくこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 112,799자 · 222화면
春山行
三月の扇ノ山付近
頂上に着いたのは十二時で、鉢伏の尖った支峰の頂上には、姫路スキーの鉢伏、氷ノ山縦走記念と書いた杭が打ってあります。ここからは妙見山や蘇夫岳もなかなか雄大に見えます。下りには急斜面を殆んど尻で辷ってしまいました。牧場を通って元の道を村へ下ったのは、午後二時で鉢伏へ登るのでもこんなに長い時間かかりました。冬はなかなか夏のように早く行けません。どこでも夏のように寝られませんから、スキーが上手にならねば思うように山へは行けないことがわかりました。食糧も冬は寒いため夏のような物では駄目なことがあります。その後私は親切な村と別れて淋しく歩きつづけました。姫路スキーの連中は早く山を下って、一緒に自動車で帰ろうと言っていましたが、ついに途中でとまったのか、私の乗った午後八時五十二分の汽車には間に合いませんでした。
(一九二八・三)
春山行
三月の扇ノ山付近
十八日午前二時半私は山陰線浜坂へ下車しました。ちょっと宅へよって五時頃ここを出発し、岸田川を遡り菅原というおしまいの村に着いたのは十時過ぎでした。お天気がよいのですぐ昼食をして、仏ノ尾へ向います。この山は菅原の南にある約一二三〇メートルくらいの山で、菅原のすぐ前のカンバという尾根を登って行きます。