후리가나로 읽는 일본 고전
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よしだしょういん
吉田松陰
徳富 蘇峰
徳富 蘇峰의 吉田松陰(よしだしょういん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 135,622자 · 269화면
何故に彼は外国に渡航せんと欲したるぞ。吾人これを詳かにせず、然れどもその佐久間象山の慫慂に出でたる事に至っては、復た断じて疑うべからず。象山夙に航海術の、我が四面環海の邦に必要なるを看破し、その議を幕府に献じ、而して顧られず。松陰に語りて曰く、「男子宜く海外に遊び、宇内の形勢に通じ、以て緩急の用に資せざるべからず」と。乃ち知る、彼が万里の外土を踏まんとする一片の火鎌、象山の燧石と相鑽つ、焉んぞ雄心勃如たらざるを得ん。かくて端なくペルリは、明年の再来を期して艦を回らせり。而して七月に至りては、露国の使節、軍艦四隻を帥いて長崎に来りて互市を乞う。米艦僅かに去れば露艦来り、天下の人心、漸く乱を思わんとす。彼は九月江戸を発し、驀地九州に入り、豊肥を経、長崎に赴き、露艦に乗じ、海外に航せんとす。即ち異日における象山が買禍の本案たる、「この子に霊骨有り」の送詩は、この時に為りしなり。而して露艦幾もなく去り、復た為すべき無し、ここにおいてか十二月復た江戸に来れり。
惟うに彼が外国に航せんと欲したるは、種々の企謀ありしに相違なしといえども、その重なる点は、則ち彼を知り己れを知るの意にして、以て一種の間諜たらんと欲したりしなり。