후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
よあけまえ
夜明け前
島崎 藤村
島崎 藤村의 夜明け前(よあけまえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 205,629자 · 408화면
二
「なんだかおれは島流しにでもなったような気がする。」
と寛斎は言って、時には孤立のあまり、海の見える神奈川台へ登りに行った。坂になった道を登れば神奈川台の一角に出られる。目にある横浜もさびしかった。あるところは半農半漁の村民を移住させた町であり、あるところは運上所(税関)を中心に掘立小屋の並んだ新開の一区域であり、あるところは埋め立てと繩張りの始まったばかりのような畑と田圃の中である。弁天の杜の向こうには、ところどころにぽつんぽつん立っている樹木が目につく。全体に湿っぽいところで、まだ新しい港の感じも浮かばない。
長くは海もながめていられなくて、寛斎は逃げ帰るように自分の旅籠屋へ戻った。二階の窓で聞く鴉の声も港に近い空を思わせる。その声は郷里にある妻や、子や、やがては旧い弟子たちの方へ彼の心を誘った。
古い桐の机がある。本が置いてある。そのそばには弟子たちが集まっている。馬籠本陣の子息がいる。中津川和泉屋の子息がいる。中津川本陣の子息も来ている。それは十余年前に三人の弟子の顔のよくそろった彼の部屋の光景である。馬籠の青山半蔵、中津川の蜂谷香蔵、同じ町の浅見景蔵――あの三人を寛斎が戯れに三蔵と呼んで見るのを楽しみにしたほど、彼のもとへ本を読みに通って来たかずかずの若者の中でも、末頼もしく思った弟子たちである