일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ひがんすぎまで

彼岸過迄

夏目 漱石

夏目 漱石의 彼岸過迄(ひがんすぎまで)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 195,333자 · 385화면

아오조라 문고

三十一

そうして自分の骨折から出る結果は、世故に通じた田口によって、必ず善意に利用されるものとただ淡泊に信じていた。

やがて男は女を誘なう風をした。女は笑いながらそれを拒むように見えた。しまいに半ば向き合っていた二人が、肩と肩を揃えて瀬戸物屋の軒端近く歩き寄った。そこから手を組み合わせないばかりに並んで東の方へ歩き出した。敬太郎は二三間早足に進んで、すぐ彼らの背後まで来た。そうして自分の歩調を彼らと同じ速度に改ためた。万一女に振り向かれても、疑惑を免かれるために、彼はけっして彼らの後姿には眼を注がなかった。偶然前後して天下の往来を同じ方角に行くもののごとくに、故意とあらぬ方を見て歩いた。

三十一

「だって余まりだわ。こんなに人を待たしておいて」

敬太郎の耳に入った第一の言葉は、女の口から出たこういう意味の句であったが、これに対する男の答は全く聞き取れなかった。それから五六間行ったと思う頃、二人の足が急に今までの歩調を失って、並んだ影法師がほとんど敬太郎の前に立ち塞がりそうにした。敬太郎の方でも、後から向うに突き当らない限りは先へ通り抜けなければ跋が悪くなった。