일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

たんていやわ

探偵夜話

岡本 綺堂

岡本 綺堂의 探偵夜話(たんていやわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 140,363자 · 277화면

아오조라 문고

娘義太夫

大正十四年八月作「文芸倶楽部」

娘義太夫

K君は語る。

「あなたがもし、この話を何かへ書くようなことがあったら、本名を出すのは堪忍してやってください、関係の人間がみんな生きているんですからね。よござんすか。」

女義太夫の富寿がまずこう断わって置いて、わたしに話したのは次の出来事である。今から七、八年前の五月に、娘義太夫竹本富子の一座が埼玉県の或る町へ乗り込んだ。太夫や糸やその他をあわせて十二人が町の宿屋に着くと、その明くる朝、真打の富子をたずねて来た女があった。

「どうも御無沙汰をしています。いつも御繁昌で結構ですこと。」と、女はすこし嗄れた声で懐かしそうに言った。

「どうもしばらく。なんでもこっちの方だということはかねがね伺っていましたけれど、何かと忙がしいもんですから、つい御無沙汰ばかりしておりました。」と、富子も美しい笑い顔をみせながら摺り寄って挨拶した。

こう見たところは、お互いにいかにも打ち解けた昔馴染みであるらしくも思われるが、その事情をよく知っている富寿らの眼からみると、彼女と富子とのあいだには大きい溝がしきられている筈であった。彼女は富子を仇と呪っている筈であった。