후리가나로 읽는 일본 고전
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たんていやわ
探偵夜話
岡本 綺堂
岡本 綺堂의 探偵夜話(たんていやわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 140,363자 · 277화면
は夜のあけるまでそのままになっていた。
賊はまず和泉屋の表へ忍び寄って、金の袋をぬすみ取り、それから若狭屋へ向かったが、ここでは前にいう通り、家主に届け、名主に相談して、なにやかやと暇取っていたために、賊が忍んで来た頃には、まだその袋が出してなかったので、幸いに難を逃がれたのであった。和泉屋に成功し、若狭屋に失敗した賊は、さらに転じて近所の宇田川町桐山という薬種屋へ向かうと、ここには落とし穴が設けられていた。
桐山でもおなじ書状を投げ込まれたのであるが、主人は度胸がすわっているので、その脅迫状をみて驚くよりもむしろ怒った。これは一種の強盗である。こんな奴をゆるして置いては諸人の難儀になるというので、家主や町代とも相談の上で、かれは生け捕る手段をめぐらした。出入りの鳶の者に腕自慢の男がいるので、それを語らって軒下の物かげに伏せておくと、賊は果たして夜ふけに忍んで来た。表の柱には金を入れた袋が出ているので、賊はその柱に手をかけようとする途端に、隠れていた鳶の者は飛び出して、うしろから彼に組みついた。不意に組まれて、彼もうろたえたらしかったが、ふところに持っていた一本の緡(銭四百文)をとり出して、それを得物にして相手の眉間を強く撲った。