후리가나로 읽는 일본 고전
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たんていやわ
探偵夜話
岡本 綺堂
岡本 綺堂의 探偵夜話(たんていやわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 140,363자 · 277화면
二
南風楼でもきのう今日の客であるから、なんという人か知らない。警察でもだんだん調べていって、結局それはピーチ・ホテルに滞在していたリチャード・ダルトンという英国人らしいということに決着したんですが、そのダルトンはきのうの朝、ホテルの勘定を済ませてどこへか立ち去ってしまったんです。」
「むむう。」と、わたしは溜め息をつきながらうなずいた。
「ねえ、おかしいでしょう。けれども、そのダルトンという老人が直接に小鉄を殺したと決めるわけにもいかないんです。小鉄は頭を打たれて死んだのですから。」
その意味が私にはよく判らなかった。頭を打たれて死んだからといって、それが他殺でないとはいわれない。むしろ他殺として有力な証拠ではあるまいかとも思われたので、わたしは黙って相手の顔を見つめていた。
二
安井君はわたしに教えてくれた。小鉄が頭を打たれて死んでいたのは椰子の林の中である。椰子の林ではこうした悲惨な出来事がある。勿論、めったにそんなことはないのであるが、大きい椰子の実が高い梢から落ちて来た場合に、うっかりその下に立っていて、硬い重い木実で脳天を強く打たれたが最後、大きい石に打たれたとおなじように、人は樹根を枕にして倒れてしまうのである。