일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

たんていやわ

探偵夜話

岡本 綺堂

岡本 綺堂의 探偵夜話(たんていやわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 140,363자 · 277화면

아오조라 문고

いくらお連合いと一緒に暮らしているとはいいながら、東京のまんなかで不自由なしに育って来た三津子さんが、こんなところに新しい家庭を作っている――それが又わたくしには何だか嘘のようにも思われました。

山路へさしかかっても、一里ばかりの間はどうにか斯うにか人車がかようのでありました。もっともその途中、狭い嶮しい崖みちで人車からおろされたことが二、三度ありました。麓で見あげた時にはたいそう優しげな山の形でしたが、さて踏み込んでみると、ずいぶん嶮しい山坂で、こんなところに住んでいては日常生活が定めて不便なことであろうと、わたくしはつくづく思いやりました。途中でたった一人、芒のようなものをたくさんにたばねて馬の背に積んで来る男にゆき逢いましたが、そのほかには往来の人も見えませんでした。路が下り坂になろうとして、どこやらで水の音が聞こえるところで、わたくし共は人車から降ろされました。これから先きはもう人車がかよわないというのです。車夫は二台の人車を路ばたの樹の下に置き捨てたままで、わたくしの荷物をかついで送って来てくれました。

「あなた、あるけますか。」と、三津子さんは微笑みながらわたくしを見かえりました。