일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

しんせい

新生

島崎 藤村

島崎 藤村의 新生(しんせい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 334,815자 · 663화면

아오조라 문고

四十四

彼は何とも自身の位置を説明しようが無くて、以前に仙台や小諸へ行ったと同じ心持で巴里の方へ出掛けて行くというに留めて置いた。

酒に趣味を有ち、旅に趣味を有つ代々木は、岸本の所望で、古い小唄を低声に試みた。復た何時逢われるかと思われるような友人の口から、岸本は好きな唄の文句を聞いて、遠い旅に行く心を深くした。

四十四

二人の友人と連立って岸本が塔の沢を発ったのは翌日の午後であった。国府津まで来て、そこで岸本は代々木と志賀とに別れを告げた。やがてこの友人等の顔も汽車の窓から消えた。その日の東京の新聞に出ていた新橋を出発する時の自分に関する賑かな記事を自分の胸に浮べながら、岸本は独り悄然と西の方へ下って行った。

マルセエユ行の船を神戸で待受ける日取から言うと、岸本はそれほど急いで東京を離れて来る必要も無いのであった。唯、彼は節子の母親にどうしても合せる顔が無くて、嫂の上京よりも先に神戸へ急ごうとした。仮令彼は神戸へ行ってからの用事にかこつけて、郷里の方の嫂宛に詫手紙を送って置いたにしても。また仮令嫂が上京の費用等は彼の方で用意することを怠らなかったとしても。