일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

しんせい

新生

島崎 藤村

島崎 藤村의 新生(しんせい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 334,815자 · 663화면

아오조라 문고

「節ちゃん、手はどうです」

「あれの手はもう三年越しよなし」

と祖母さんは郷里の方の訛を出して言った。節子は黙し勝ちに、水虫のようなものを煩いつづけている自分の掌を叔父の方へ見せ、自分でもその掌を眺めていた。

「まだそんなに悪いのかね。もう疾くに良くなってることかと思っていた」と言って、岸本は嫂の方を見て、「なんでも巴里の方に居る時分に好い皮膚病の薬が見つかりましてね、それを節ちゃんのところへ送ってよこすつもりでした。丁度子供のところへも町の文房具屋で見つけた帳面がありましたから、一ちゃんに一冊、泉ちゃんや繁ちゃんにも一冊ずつ、それにその薬と、それだけを一緒にして国の方へ帰る友達に頼みました。どうでしょう、その友達の荷物は船と一緒に地中海へ沈んでしまいましたよ。敵の船にやられたんですね。友達だけは別の船で日本へ着きましたが、折角の帳面も薬もそんな訳で皆のところへ届きませんでした――惜しいことをしましたっけ」

こんな旅の話をするにしても、岸本はそれを節子にしないで、嫂や祖母さんに聞かせるようにした。岸本は節子と自分の関係を叔父姪の普通の位置に引戻そうとした。