일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

しんせい

新生

島崎 藤村

島崎 藤村의 新生(しんせい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 334,815자 · 663화면

아오조라 문고

この世ならぬ夫婦のような親しみがそこから生れて来たばかりでなく、互に一生を托そうとするような悲しみも生れて来たばかりでなく、それまで苦しみに苦しんだ罪と過ちとが反って罪と過ちとを救うほどの清浄で自然な力を感じさせた。彼が罪の浄化ということを考えるように成ったのも、その頃からであった。彼が長いこと先入主となった肉の卑しめから離れるように成ったのも、その頃からであった。彼のように女性を軽蔑して来たというのも、一つは彼の性分にあったとは言え、その卑しめの心が多分に女性を厭わしく煩わしいものにしたことにも想い当った。彼はよく節子にあのアベラアルとエロイズの話をしたことを思い出した。彼女が未だこの下宿へ通って来る頃には、あの僧侶と尼僧との伝説に関したものを見つけて置いてそれを彼女に読ました事を思い出した。あの巴里のペエル・ラセエズの墓地に静かな愛の涅槃のように眠っていた二人の寝像。曾ては通りすがりの旅人のようにして読んで来たあの羅馬旧教風な古めかしい御堂の横手に彫ってあった文字。それを彼は眼に浮べて見て、終生変ることの無かったというあの僧侶と尼僧とのような精神的な愛情が、東洋風に肉を卑しむ心から果して生れて来るものだろうかとも考えるように成った。