일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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にほんだっしゅつき

日本脱出記

大杉 栄

大杉 栄의 日本脱出記(にほんだっしゅつき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 76,254자 · 151화면

아오조라 문고

もっとも両側の家だけは五階六階七階の高い家だが、そのすすけた汚なさは、ちょっとお話にならない。自動車で走るんだからよくは分らないが、店だって何だか汚ならしいものばかり売っている。そして通りの真中の広い歩道が、道一ぱいに汚ならしいテントの小舎がけがあって、そこをまた日本ではとても見られないような汚ならしい風の野蛮人見たいな顔をした人間がうじゃうじゃと通っている。市場なのだ。そとからは店の様子はちょっと見えないが、みな朝の買物らしく、大きな袋にキャベツだのジャガ芋だの大きなパンの棒だのを入れて歩いている。

ル・リベルテエル社は、それでも、その大通りの、地並みの室にあった。週刊『ル・リベルテエル』(自由人)月刊『ラ・ルヴィユ・アナルシスト』(無政府主義評論)との事務所になっているほかに、ラ・リブレリ・ソシアル(社会書房)という小さな本屋をもやっているので、店はみな地並みにあるわけなのだ。

その本屋の店にはいると、やはりおもてにいるのと同じような風や顔の人間が七、八人、何かガヤガヤと怒鳴るような口調でしゃべっていた。その一人をつかまえてコロメルはいないかと聞くと、奥にいると言う。