일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

えどさんごくし

江戸三国志

吉川 英治

吉川 英治의 江戸三国志(えどさんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 577,271자 · 1141화면

아오조라 문고

……なぜかと言うと、あの山屋敷の中には、犬の目も光らなければ、宗門役人だって、まさか私が、切支丹屋敷の中に寝に来ているとは気がつきゃあしませんもの……」

いかにも、その合理的な事は、日本左衛門にもうなずけます。しかし、いわゆる敵の営中に眠って敵を眠らせぬというような大胆な所業は、日本左衛門や雲霧ぐらいに甲羅を経た大盗でも、容易に行えない離れ技で、まだ十九や二十歳の小娘が口にするさえあまりに不敵であり過ぎる。

理にうなずいても、やはりその点では、彼はお蝶に油断ができないと思っています。

けれど、いくら心を許すまいと思いつつも、こうして、自分の愛撫を求めてやまない蠱惑な彼女の両の手をどう振り離しましょうか。ともすると、危険な四囲におかれてある身をも忘れさせそうなお蝶の艶な媚態をどうして憎めましょうか。

まして、日本左衛門という男には、愛といい情けという形だけのものにすら、常に渇いている弱点がある。そして、自分もそれを知っている。

率八の家の納屋から、二人して、大川へ舟で逃げてから数日の間――江戸の額風呂や旅籠を転々として、あぶない逢う瀬をつづけて来ましたが、まだ二人の恋は、あの納屋で囁いたことば以上には、一歩もすすんでおりません。