일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

えどさんごくし

江戸三国志

吉川 英治

吉川 英治의 江戸三国志(えどさんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 577,271자 · 1141화면

아오조라 문고

山岳切支丹族

所詮、この一筋の本道をまっすぐに走ったのでは、男の足にかなうわけがない。それに、素足の痛みにも堪え得ません。

振顧ると影が見える――すぐ一曲り上の道に。

「お蝶ッ」

その声が近い頭上に聞こえたので、彼女は横の細道へ駆けこみました。

そこはいちめんなる篠の海で、こまかい篠の葉が肩まで体をかくしてくれます。とは言え、その篠の波をくぐってゆくそよぎは、上からも明らかに見てとれるわけですから、この道必ずしも安心ではないのです。

果たして、暫く行って振顧ると、うしろの方からザッザという篠の戦ぎがして、抜手を切って泳いで来るような日本左衛門の影。

(この道が断崖の上で尽きたら、私はどうしたらいいんだろう?)

お蝶はそう恐怖せずにはいられない。

ただ、さっきよりいくらかましなことは、このいちめんな篠が生えているために、自分も自由に走れないが、追う者も宙を飛ぶわけにはゆかないことです。従って、その足どりの速度に於ても、男女の差がすくなく、この篠のつづく限りは、同じ間隔をもっていられるだろうと思いました。

が――その安心もつかのまです。遂に来る所まで来てしまうと、案のじょう、道は深い断崖のふちで恨めしくも途切れている。