일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

えどさんごくし

江戸三国志

吉川 英治

吉川 英治의 江戸三国志(えどさんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 577,271자 · 1141화면

아오조라 문고

――それに、昼ならまだよろしゅうございますが、ゆうべもこんな事がございまして……」

と、問わず語りに、ここでもまた、千魂塚の怪女のことを立ち話に持ち出しますと、久米之丞と月江とは、ほくそ笑みを見合して、ひそかに目と目でうなずきました。

しかし、旅籠の手代には、山越えの道や、その他のことを聞いたのみで、さり気なくそこを別れて、

「お嬢様、今の話の様子では、あの女もまだ遠くには参っておらぬようでござる」

「今日いッぱい、足を早めて行ったならば、追いつけるかも知れないね」

「ただ、この嶮しい道を、あなた様のそのお優しい足で歩かせるかと思うと、久米之丞は負ぶってでも上げたいように思います」

「久米之丞。よして下さい」

「なにが?」

「お前がそんなに側へ寄って歩くと、人が、夫婦のように思うではないか」

「いいではございませんか。お嬢様。どうせ馬方や荷持などは、とかく口の悪いもの故、そんなことを気になされていては、道中を歩くことはできません」

「お前は、私のあとから離れてお歩き。……いいえ、もっと、もっと後から――」

と、月江はぐんぐん先に出る。

彼女の乗り馴れた銀毛の駒も、この小仏越えには馭しきれまいと思ったので、それは麓にあずけて来て、今朝は菅笠に紅緒の草履。