후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
えどさんごくし
江戸三国志
吉川 英治
吉川 英治의 江戸三国志(えどさんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 577,271자 · 1141화면
町方衆といえば同心岡ッ引の寄り合場、さしずめここは奉行所の裏門か、その役宅の一部と思われますが、そうとすれば天下の盗賊たる身がうかうか寄りつくべき門構えではありません。
「ちぇッ、いめいめしいやつだ」
実際こんな業腹な捨てられ方はない。このまま尻尾をまいて引下がっては、岡ッ引なかまに甘くも見られるし、第一親分の名にかかわるというもの。
どうしてやろうか?
こう唇を噛みながら腕ぐみをした尺取の目の前に、天秤を渡した八百屋の荷が置いてありました。見ると、その青物のかごに「御門鑑」としるした木札が矢立てと一緒に引っかけてある。
それを取って、矢立てと共に帯の前へさしこむと、尺取は大胆にも、通用口の潜り門をガラリと開けて、閻魔の庁をのぞきました。
「だれだ?」
ひょいと見ると、内側には、菖蒲革の門番と六尺棒とが、その六尺棒を外に立てかけておいて、将棋盤をかこんでいます。
「ええ、お出入りの酒屋です」
「酒屋? 石和屋か角屋か」
「へい、角屋のもので」
「はてな、見かけない男じゃないか。御門鑑を持っておるか。御門鑑を」
「持っております。いつも参りますものが食中りで倒れたりなんかして、店が手不足だもんでございますから」