일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

えどさんごくし

江戸三国志

吉川 英治

吉川 英治의 江戸三国志(えどさんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 577,271자 · 1141화면

아오조라 문고

そして、思い出したように、

「もう帰って来そうなものだな」

「使いにやった、寺男か」

「ウム、八助のやつ、何をしていやがるのだろう」

「大丈夫か、あの男は」

「その方は心配はないよ。おれが手もとに置いて使っているやつだ」

「でも兇状のかるいやつは、それを帳消しにするつもりで、仲間を裏切ることがあるものだからな」

「ちょっと、おれが、見て来よう」

「まあいい。間違った時にはそれまでのことだ」

「なに、そこらの居酒屋で、道草を食っているのかも知れないから、ちょっとおれが迎えに行って見る」

不恰好の下駄をはいて、法達の姿がそこの縁先から消えると、日本左衛門はただひとりで、寂とした方丈のなかに坐ったまま、何か考えこむように、左の掌へかろいこぶしをくり返している。

「まずい……」

胸にうかび出る考えを、自分で否定するようにつぶやいて、

「やはり、お蝶のやつを殺してしまってはまずい……。と言って? ……」

その時、

法達の木履の音が、折返して少し小きざみに飛石を歩いて来ましたので、庭の植込みをさしのぞくと、

「お、兄貴」

と、笠をぬぎながら縁先へ腰かけた男があります。

見ると、それは法達がさがしに出た寺男ではなく老賊秦野屋九兵衛です。