일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

えどさんごくし

江戸三国志

吉川 英治

吉川 英治의 江戸三国志(えどさんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 577,271자 · 1141화면

아오조라 문고

何しろ、炎は、ない風を呼びあつめて、鼻寺の境内、そのほか一町四方の木立のなかまで、夕焼のような明るさです。そして、伽藍の大廂から吐き出す黒煙りの影が、赤い大地を、むらむらとうごいてゆく。

雲霧と稲吉のふたりは、あまたの十手にへだてられて、わかれわかれに捕手の人数をなやましているようです。それも二手になって働いている黒い人影と刃物の光に察しられることで、いずれが稲吉やら雲霧やら、このあわただしい爆音と黒煙りとでは、とても、その行動を見てとることができません。

しかし、しばらくすると、一方の争闘が止んで、捕手の影が一団に蝟集したので、それが千束の稲吉を囲んでいたのだと知れました。さすがの稲吉も、遂に、力が尽きたのでしょう、折り重なった捕手の下になって、

「さわぐな。こうなりゃ女々しい真似をする稲吉じゃねえ」

いさぎよく脇差を投げ出しました。

で、わッという声をあげて、

「稲吉を捕ッたぞ」

と捕手たちが叫んだものですから、それが雲霧の耳へもとどいたとみえて、

「よし、おれが大刀と命がつづくかぎり、いらざるまねをしやがった柳沢家のやつらを、斬ッて斬ッて斬りまくしてやるから、見ていやがれ」