일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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まきのとみたろうじじょでん

牧野富太郎自叙伝

牧野 富太郎

牧野 富太郎의 牧野富太郎自叙伝(まきのとみたろうじじょでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 94,045자 · 185화면

아오조라 문고

ただ同じ辞めるにしても、大学がもっと博士に礼儀をつくしてくれればよかったんだね。

のみならず、博士が辞職の決意をして大学へあいさつに行くと、当の理学部長の寺沢寛一先生は、肝心の事務員事件をあまり御存知ないらしいんだ。それでとうとうこの事件は植物学の某教授の博士追出し策に過ぎない、という疑惑がようやく濃厚になり、世間でもその教授に対して“忘恩教授”などと陰口をきくようになったんだよ。

A それにしても、だいたい大学講師の停年はいくつなんだい?

B 冗談言っちゃいけない。ただのはかない嘱託にすぎない大学講師なんかに停年なんかあるものか。強いて言えば講師は毎年毎年その三月には停年(?)なんだ。というのは原則として講師は一年単位の臨時やといだからね。停年制のあるのは教授、助教授、さては助手など東京帝国大学官制第一条に、ちゃんと明記されている官吏だけなんだよ。講師については、帝国大学令第四条に「必要アル場合ニ於テハ帝国大学総長ハ講師ヲ嘱託スルコトヲ得」と規定されてあるだけなんで、そもそもの初めをいえば講師なんか、大学になくたってちっともおかしくはない存在なんだ。