후리가나로 읽는 일본 고전
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アラスカのひょうが
中谷宇吉郎紀行集 アラスカの氷河
中谷 宇吉郎
中谷 宇吉郎의 中谷宇吉郎紀行集 アラスカの氷河(アラスカのひょうが)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 122,039자 · 248화면
であるという説とである。いずれにしても、人類の生れない前世紀でも、土壌凍結の機構は、今日われわれが低温実験室の中で行っている通りに進行していたのである。私たちは少くもマンモスの棲んでいた時代から今日まで、そのままの形で残っている氷の標本を、いくつか顕微鏡写真に撮り、それを大切に標本缶の中に納めた。
S君の仕事はこれで終ったわけではない。標本の採集が済むと、凍土層内の地中温度の精密測定という、今度の調査における眼目の仕事にとりかかった。凍土内の温度は熱電対と検流計とで電気的に測るのである。熱電対には銅とコンスタンタンとの細い針金を用い、それをよく絶縁してピアノ線に沿わせてとりつけた。凍土の中に鉄棒を打ち込んで、それを引き抜いた孔の中に、この熱電対をとりつけたピアノ線を押し込むのである。凍土は土圧のために少し変形するので、孔はすぐ詰ってしまう。梃子を用いてやっと引き抜いた鉄棒の孔に、ピアノ線を差し込むのはよいが、二十分間位放置して測定を終り、さてそれを抜こうとすると、どうしてもとれなくなってしまう。浅いうちはそれでもどうにか抜けるが、三メートル以上になると熱電対を切ってしまう覚悟が要る。