후리가나로 읽는 일본 고전
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アラスカのひょうが
中谷宇吉郎紀行集 アラスカの氷河
中谷 宇吉郎
中谷 宇吉郎의 中谷宇吉郎紀行集 アラスカの氷河(アラスカのひょうが)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 122,039자 · 248화면
その雲の切間から陽が洩れて遠くの山を赤く照している。S氏はこの草原の世界にも沢山の花が咲き、六月から八月にかけて、花の盛りの趨移につれて、山がつぎつぎと色を変えて行く様子を説明してくれた。ちょっと調べただけでも、百種以上の美しい花があったそうである。
工事区の建物は非常によく出来ていた。周囲はすべて厚板の二重張りで、その間隔が二十センチあり、そこに土を詰めてあった。天井の上にも土を載せ、断熱は申分なく注意されていた。そして中でロシア式のペチカを焚いているので、夜でも浴衣がけ程度の暖かさになっている。このように建物の内部全体を暖かくしておくと、その建坪内の地域だけは凍上が起らない。ところが外気は零下数十度になっているので、建物以外の土地は凍上で隆起する。そうすると建物の外周りの所で地面に段がついて、結局基礎に無理がかかることになる。その点を考慮して、外周りを幅二尺高さ三尺くらいの土手で包むように作ってあった。これだけの注意を払えば、永久凍土層の上でも、十分文化的な生活も出来るだろうと感心した。
ここの工事区では、あらゆる歓待を受けた。調査も予定通り進み、馬乳酒の少し酸っぱいような不思議な味も初めて経験し、無事に帰りのトラックに乗った。