일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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アラスカのひょうが

中谷宇吉郎紀行集 アラスカの氷河

中谷 宇吉郎

中谷 宇吉郎의 中谷宇吉郎紀行集 アラスカの氷河(アラスカのひょうが)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 122,039자 · 248화면

아오조라 문고

帰途にはロシア人部落へ寄ってみた。ここの部落は三河ほど有名ではないが、それでもロシア人たちは、厳しい自然の猛威からよく身を護って、つつましいながらに楽しく生活をしていた。部落長の家はかなり立派なもので、例によって居室の中にゴムの木の鉢を茂らせていた。その外にも紅紫色とりどりの花鉢が沢山飾ってあった。この居室でパンと酪製品との御馳走をされながら聞いた話のうちで、一番面白かったのは、男の子の沢山ある人がアタマンになるという話であった。

われわれが陸の大洋と感嘆したあの草原は、何か規約があるのかもしれないが、結局人手のある者が利用するのである。部落の近くでは、枯草を刈って積みあげた山が沢山見られた。これは冬の間の牛と緬羊との飼料である。夏の間は放牧しておけば勝手に繁殖し生育するのである。土地が無制限に近く、労働が金銭では買えない場合には、結局労働力を沢山持った者が草原の王者になるのは不思議ではない。

現在の経済組織が出来上らない前の社会状態というものを、本では読んだことがあるが、こういう土地へきてみると、初めてその本当の意味が理解されるような気がした。