후리가나로 읽는 일본 고전
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たんどくこう
単独行
加藤 文太郎
加藤 文太郎의 単独行(たんどくこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 112,799자 · 222화면
小屋は常念岳に面した方の戸が完全に出ていて難なく入れた。雪の多い三月ごろなら一ノ俣に面した西側の窓から入る方が楽であるとのことだ。小屋はなかなか立派で特別室等雪の入っていないところが多く、寝具の設備もある。
翌日は霧が深い上、非常に強い風が吹きまくっていてとてもスキーをかついでは歩かれないので、まず常念へ、から身で登る。常念は雪が殆んど吹き飛ばされてガラガラで夏と同様の時間で登れる。前常念とのジャンクションから頂上までは本沢へ向って相当大きな雪庇がつづいていた。当にしていた真正面の槍・穂高の勇姿には接することができなかった。小屋へ帰った頃には天候がだいぶ良くなり、青空が見え出したので、槍へ行こうか、上高地へ下ろうかといろいろ迷った。しかし相変らず風が強いのと、休暇も僅かなので大天井岳に登って引返すことにきめ小屋を出発する。常念乗越から横通岳へはしばらくのあいだタンネの林で雪が軟く、ぼこぼこ落ち込むので大変歩きにくい。それに大きな雪庇が一ノ沢に向ってできているので、尾根の端を歩くのは危険である。こんな雪の少ない十二月の初めでさえ雪庇ができているのだから冬期は随分大きくなるであろう。