후리가나로 읽는 일본 고전
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たんどくこう
単独行
加藤 文太郎
加藤 文太郎의 単独行(たんどくこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 112,799자 · 222화면
鹿島村から丸山までは毎日一回やってきたので、この日は四回目だった。丸山の下で冷沢の川を渡ってからは北俣と西俣の出合を左岸ばかりを行く。一ノ沢までに二カ所ほどスキーをぬぐところがあったが、だいぶおどかされた西俣等はとてもスキーに適したすばらしい谷だった。西俣へ押し出す雪崩は主に、下の方は南側の岩壁のある谷から、上の方では正面の岩壁からである。後者のものはほぼ谷全体にひろがるので油断がならぬと思う。大体冬期は降雪と降雨の日をさければめったにやられることはないと思うが、なるだけこの谷では北側の尾根に沿った方がよい。この谷の下の方は、北側に溝が一本通っているが、両側の尾根までは随分広く、すばらしい谷だ。僕は上部正面の岩壁の下で北側の尾根へ取付いたが、そのとき登った谷等はステム・ボーゲンに理想的なところだった。この尾根は岳樺の疎林でとても気持のいいものだった。二千二、三百メートルのところをスキー・デポとした。そこから本尾根までは、岩場はなし雪もやわらかく平凡な尾根伝いだった。本尾根の取付きにも問題になるような雪庇はなかった。冷ノ池附近には相当大きな雪庇が東側へ出ていたが、三月頃ほどのこともなさそうだし、つらくてもタンネの中を行けば心配はない。