후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
だいぼさつとうげ
大菩薩峠1
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠1(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 200,314자 · 398화면
の一点張りで、その来る者の、自動車であろうと、金鎖であろうと、パナマ帽であろうと更に驚かないのですから、ここにおいて「島原未だ侮り易からず」と最初の独断をやや悔いはじめるものもあるし、頑迷いよいよ度すべからず、これだから「滅びゆく島原」だと匙を投げる者もある。
幸いに、許されて中に入ることの光栄を得たものにしてからが、まず何となしにばかばかしくなる。荒削りの巨大な柱が煤けた下に、大寺院の庫裡で見るような大きな土竈がある、三世紀以前の竜吐水がある、漬物の桶みたようなのがいくつも転がっている。何のことはない、二十代もつづいた大庄屋の台所へ来たようなものです。
おまけに、長押には槍、棒、薙刀のような古兵具が楯を並べ、玄関には三太夫のような刀架が残塁を守って、登楼の客を睥睨しようというものです。
恐る恐る座敷へ通って見ると、京都式の天井は低く、光線のとり具合は極めて悪い。しかしながら、そこにもここにも底光りがある、低くて暗いのは必ずしも浅くて安っぽい意味でない、というような感じも幾分か出て来て、そうしておもむろに間毎の襖や天井などについて説明を求めてみると、前の柳北時代の柳橋の老妓のようなのが(多分、仲居の功労を経たものであろう)別に誇るような色もなく、新来の田舎客のためによく説明の労をとる。