후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ことうのおに
孤島の鬼
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 孤島の鬼(ことうのおに)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 181,795자 · 359화면
これなら何も用心することはないと、私はいささか安堵することが出来た。
私はその日の夕方までに、島を一周してしまったが、結局神仏に縁のあるらしいものを二つ丈け発見した。
岩屋島の西側は海岸で、それは諸戸屋敷とは、中央の岩山を隔てて反対の側なのだが、殆ど人家はなく、断崖の凹凸が殊に烈しくて、波打際に様々の形の奇巌が、そそり立っている。その中に一際目立つ烏帽子型の大岩があって、その大岩の頂に、丁度二見ヶ浦の夫婦岩の様に、石で刻んだ小さな鳥居が建ててある。何百年前かこの島がもっと賑かであった時分、諸戸屋敷の主が城主の様な威勢をふるっていた時分、その海岸の平穏を祈る為に建てられたものであろう。御影石の鳥居は薄黒い苔に覆われて、今ではその大岩の一部分と見誤る程に古びていた。
もう一つは、同じ西側の海岸の、その烏帽子岩と向き合った小高い所に、これも非常に古い石地蔵が立っていた。昔はこの島を一周して完全な人道が出来ていたらしく、所々その跡が残っているのだが、石地蔵はその人道に沿って、道しるべの様に立っているのだ。無論お詣りをする人なぞはないものだから、奉納物もなく、地蔵尊と云うよりは、人間の形をした石塊であった。