일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ことうのおに

孤島の鬼

江戸川 乱歩

江戸川 乱歩의 孤島の鬼(ことうのおに)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 181,795자 · 359화면

아오조라 문고

目も鼻も口も、磨滅して、のっぺらぼうで、それが無人の境にチョコンと立っている姿を見た時は、私はギョッとして思わず立止った程である。台座に可成大きな石が使ってあるので、転びもせずに、幾年月を、元の位置に立尽していたものであろう。

あとで考えたことだけれど、この石地蔵は、昔は島の諸所に立っていたものらしく、現に北側の海岸などには、石地蔵の台座と覚しきものが残っていた程である。それが、子供の悪戯などで、いつとなく姿を消して行き、最も不便な場所であるこの西側の海岸の分丈けが、幸運にも今だに取残されていたものに相違ない。

私の歩き廻った所では、島中に、神仏に縁のあるものと云っては、右の二つ丈けで、その外には、諸戸屋敷の広い庭に、何様の祠だか知らぬけれど、可成立派なお社が建ててあったのを覚えている位のものである。だが、諸戸が私に探せと云ったのは、諸戸屋敷の内部のものでなかったのは云う迄もない。

烏帽子岩の鳥居は「神」である。石地蔵は「仏」である。神と仏。アア、私は何だか諸戸の考えが分り出して来た様だ。それは云うまでもなく、例の呪文の様な暗号文に関聯しているのだ。