후리가나로 읽는 일본 고전
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たんていやわ
探偵夜話
岡本 綺堂
岡本 綺堂의 探偵夜話(たんていやわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 140,363자 · 277화면
ここまで話して来て、富寿は更にわたしにこう言った。
「ねえ、あなた、いくら当人が知らないと強情を張ったって仕様がないじゃありませんか。堀江屋のお春さんに頼まれて、なにか悪いことをしたに相違ないと思われるでしょう。こうなると、わたくしも面が憎くなって、どうかして証拠を見つけ出してやろうと思って、そっとお留の様子を見ていますと、その日のもう夕方近い頃でした。洋服を着た一人の男が宿の裏口へ来て、それから横手の塀の外へ廻って、人待ち顔にうろうろしていると、いつの間にかお留がぬけ出して行ったんです。」
それは廿八九の色白の男で、金ぶちの眼鏡をかけていた。お留は何かささやいていたかと思うと、そのまま大通りの方へ駈けて行った。男はいつまでも塀の外に立っていた。やがてお留が息を切って帰って来て、再びなにかささやいているうちに、堀江屋のお春が忍ぶようにあとから来た。お春は男の腕に手をかけて親しげに又ささやいていた。
富寿は二階の肱掛け窓からじっとそれを見おろしていると、そこへさっきの巡査が再び来て、少し離れて立っているお留をなにか調べているらしかった。巡査はさらにお春にむかっても取り調べをはじめると、洋服の男もそばから口を出して今度は洋服の男と巡査との問答になった。