일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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あすはてんきになれ

明日は天気になれ

坂口 安吾

坂口 安吾의 明日は天気になれ(あすはてんきになれ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 114,679자 · 228화면

아오조라 문고

寄りの三根

寄りの三根

「うッちゃり」のアベコベの寄りでは、三根山が現役中の専門家である。

彼は相手を土俵から寄り出すことしか考えていない。相撲は土俵という制限の中の競技であるから、当然こういう専門の狙いをもった力士が現われてよろしいわけだ。したがって「うッちゃり」専門の力士が現われてもよろしいわけなのである。

三根山は立った瞬間に寄っている。そのまま一気に寄りきれば勝つが、途中で食いとめられると、九十五パーセント負けてしまう。二、三年前までは百パーセント負けた。

三根山は私と友だちの唯一の力士である。私のウチでは三根山の取組をラジオできいているとき

「立ち上りました、立ち上りました」

と云ったとたん、一、二秒でワーと観衆の声がきこえると、

「三根山が勝ったよ」

と云い合って、みんなでニヤリと顔を見合せる。

立ち上って、二、三秒、五秒ぐらいすぎても勝負がきまらないと、女房が

「ラジオ止めましょうか」

と云う。私はやや助平根性を起して

「マ、待て、待て」

と云うが、十秒たって勝負がきまらなければ、もう待つことはない。

「ラジオ止めちまえ」

ということになってしまう。彼の勝つときは大がい一、二秒の相撲である。