일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ぶそうせるしがい

武装せる市街

黒島 伝治

黒島 伝治의 武装せる市街(ぶそうせるしがい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 115,959자 · 234화면

아오조라 문고

つゞく。空を唸って、前方で爆発する。それに応じるもののように、反対の東の方で、銃声が連続して起った。柿本は、腓脛が、ぴく/\、ぴく/\と顫えた。そして全身で身顫いした。

その時である。中隊の縦列は、だしぬけに、側面から射撃を受けた。中隊長は、耳のすぐ上で、数発の銃声がパチパチとひゞいたのをきゝとめた。T病院の二階からだ。柿本もそれをきいた。銃声は杜絶えた。

「あ、あ、あんなところから不意打ちを喰わして居る!」

特務曹長は、なさけなげな声を出して、アカシヤのかげにかくれるように伏せをした。兵士たちは顔を見合わした。ひとりでに、微苦笑が口をついて出た。同時に、彼等は、たまげちゃったような中隊長の散解の号令をきいた。

「そら、また、ここへ突ッ込めだぞ。」

高取は、にた/\意味ありげに笑って、どっしりとした玉田に云った。柿本にもそれが聞えた。

「なんだ、何も居りゃせんじゃないか。」

玉田は、頸をあげて、二階建の病院を見まわした。それが終らないうちに、右翼は、重藤中尉が先頭に立って、開き扉を押し割り、着剣した銃を突き出し、クレゾールくさい室内へ突入していた。つづいて兵士がどや/\となだれこんだ。