일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

えどさんごくし

江戸三国志

吉川 英治

吉川 英治의 江戸三国志(えどさんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 577,271자 · 1141화면

아오조라 문고

そのいずれか一つに違いないと見たのが吉宗の信ずるところでありましたが、将軍継承問題では、水戸とも暗闘があったところなのに、継職早々、またまた尾州家と確執を起こすのは苦しい事であり、水戸派、紀州派の諸臣に対しても面白くない成行きを見そうなので、まず聞き流しにしております。

けれど妖聞はなかなかやまない。

「狐狸の仕業であろう?」「いや黒鍬の者の悪戯ではないか」などという取沙汰はまだしもの方で、そのうちに誰が言い出したことか、紛々たる臆説を排して、

「いえ、いえ、狐狸や黒鍬の者の仕業ではありません、たしかにあれは幽鬼が出るのじゃ――幽鬼――異国人の幽霊が出てこの江戸城を呪うのに違いありますまい」

と、その存在性を肉づけるために、さらに臆説が臆説を生じ、うわさが噂を作り出す。――仮に火のない所に煙が立たないものとすれば、異国人の幽鬼とは、何を根拠として起こった説か、けだし大奥の異聞のうちでも、今度のうわさは徳川八世のうちでは新しい怪異でありましょう。

儒官、筑後守新井白石は、前々将軍家時代から久しく営裡に権勢をふるッていましたが、お代がわり以来、風向きがよくないので、早くも身を退く汐時と感じて、中野桃園に隠邸をしつらえて、その日、新将軍に別辞をのべるため、最後の登城をしていました。