일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

えどさんごくし

江戸三国志

吉川 英治

吉川 英治의 江戸三国志(えどさんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 577,271자 · 1141화면

아오조라 문고

に駆け出しました。

さえずくもらず、夜は今もなお、宵のとおりな朧です。いちめん、水銀をなすッたような果てへ向って、畑の土をカッ飛ばしながら無二無三に逃げてゆく道中師の伊兵衛の姿――

やがてまた、それを追っかけてゆく目明しの釘勘と、徳川万太郎の影が――見ているうちに、遠くなり、小さくなり、うすくなって、果ては、その夜霞の底に、江戸川の流れと関口の人家の燈が、チラ、チラと見えるほか、何物もなく何らの音もない、真に寂としたおぼろおぼろの夜と帰しました。

野となれ山となれ。

あとの石神堂は開けッ放し。

いかに何でもこれはひどい。まるで、賽銭泥棒が荒して行ったあとのようです。霊あらば石神様の御機嫌とても、易々このままでは納まりますまい。

だがしかし、あしたにでもなれば、例のごとくこの無名神を、神か仏かのけじめもなく、ただおそれあがめている土着の人たちが発見して、あら勿体なやと、戸締りをなおし、賽銭箱の位置も正すでありましょう。

ところが、それにも及ばないようです。それから半刻ともたたないうち、喜連格子はちゃんと閉まって、元の通り、ここに何の異常も認められなくなっている。