일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

えどさんごくし

江戸三国志

吉川 英治

吉川 英治의 江戸三国志(えどさんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 577,271자 · 1141화면

아오조라 문고

「おかしいな、村彦さんはもう先程から奥に来ていますが」

「ありゃ東村山だろう、こちら、西村山の方で、市へは初めてだが、丹頂のお粂とはよく知っていなさる仲だ。おお、そういえば抜け買いの組はもうみんな来ているかね」

「おいでになっています。ツイお見それ申してすみません。さ、どうぞ奥へ」

ひとりが立ち上がって両手でパッと暗やみを割るように開くと、ハネ上がったむしろの間から、赤い光線に塗られた奥の怪奇な光景が、びょうぼうとして面前にのぞまれた。

嗅ぎつけない南蛮煙草の煙やら魚燈のいぶりなどが濛々とこめて、そこにいる人間たちの数も慥とは分らないが、ざっと見ても三、四十人はうごめいている様子。

なお端の方から個々に注意してみると、袷一枚の浪人もあれば、勤番風な侍もいる。十徳を着た宗匠体、船頭らしい男、角鷹眼の町人、堅気な大店の旦那ぜんとした者など、雑多な階級の色を集めていますが、その悪業において暗黒に棲む陰性であることだけは皆ひとしく一致しております。

が、目明しの眼でこの集合を眺めると、職業的に二分されます。一は盗む者と、一はさばく者です。需要と供給、泥棒とけいず買い、この両者が必要をもって寄る所に、当然、市が立つわけであります。