일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

えどさんごくし

江戸三国志

吉川 英治

吉川 英治의 江戸三国志(えどさんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 577,271자 · 1141화면

아오조라 문고

甘酒茶屋

例の、杖とも槍ともつかない棒をたずさえている小僧といえば、それが、高麗村の次郎であることは言わずもがなの事でしょう。

おやじと称した御家老と、河豚内とよんだ用人のいる屋敷から、夜逃げ同様におさらばを告げて、あれから何ものかを求めつつ、この甲州路へ急いだのが、徳川万太郎に目明しの釘勘、及びここに空き腹を持てあましているところの次郎であることも、再度の説明には及びますまい。

ところで、甘酒の釜の前で、しょんぼりしている次郎の様子があまりにも不愍なので、茶屋の婆さんが何かと慰めていると、彼の腰にブッ下げている品物が、どうも、竹の皮に包んだ弁当らしいので、

「お前さん、もしやそこに持っているのは、弁当とは違うのかい」

と、疑わしげに咎めました。

次郎は、腰のそれへ手で触ってみて、

「ああこれかい。これは、今朝宿屋でこしらえてもらった三人分の握り飯さ」

「ばかな衆もあったもンじゃないか」

「なんだい、人をばかだなンて」

「だって、仏様づくる程、お腹が減ッているのなら、何も、水を飲んでいる事はなかろうに。――食べたらいいじゃないか、その弁当をよ」

「いけねえ、いけねえ」